読書記録~けっきょく、よはく。~

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絵にしろ音楽にしろ、芸術方面の才能は全くありません。だからでしょうか、クリエイティブな活動に強い憧れがあり、このブログでもアイキャッチをせっせと作ってみたりしています。いやアイキャッチを作りたいから、投稿しているのかもしれません。

仕事で、業種によっては店内や社内のリーフレットやポスターを作成することがあります。デザインの学校に通ったこともないし、誰かから教わったこともないので、独学でセオリーを勉強しているのですが、この本のタイトルの通り、プロかアマチュアの差は、どれだけ大胆に要素を切り落とせるか、「余白」の取り入れ方に現れると思っています。

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私のようなノンデザイナーは、派手であれば目立つ、とばかりに、あれもこれもと要素を詰め込んでしまいがち。空いている空間に物を置きたくなる心境と同じなのでしょう。

しかし、かのココ・シャネルは言いました。

アクセサリーを付けるときは、必ず最後に付けた一つを外すこと

そしてある料理研究家

外国の料理は色々な調味料をプラスした方がおいしくなるけれど、日本料理はマイナスしていった方がおいしい

と料理番組で話していました。

美の極みともいえるファッションと日本料理に共通する引き算の美学。審美眼をもって無駄な要素を省いた先に“洗練”は宿るのかもしれません。これは両者のみならず、インテリアにも同じことが言えそうです。

この本には1つの案件の悪い例と良い例が掲載されており、何がどう悪いのか、具体的なアドバイスがわかりやすく書かれています。フォントの選び方、色使いなども参考になり、お薦めです。

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