引っ越し顛末記その1~序章~
次の更新までには引っ越しだな・・・。
そう思ったのは2年前の更新をしたときでした。
住んでいた部屋に不満があったわけではありません。駅から近く、買い物も通勤も便利。何より家賃が安い!階下に住む大家さんは優しく親切で、いやな思いをしたことは一度もありませんでしたが、それでも引っ越しが必要だ・・・と思ったのは、年々厳しさを増す異常な夏の暑さと、度重なる自然の猛威に、この部屋での暮らしに限界を感じ始めたからでした。
朝から30度近くまで気温が上がり、呼吸器が火傷しそうな熱気をはらむ夏は、命の危険を感じて家にこもりがちになり、加えて台風や大雪の影響で車が立ち往生すれば、自分が住む地域に問題が無くても、物流が滞り日常生活に影響が出る時代。
掃除に手間のかからないコンパクトさは魅力的ではあるけれど、いざという時のためのストックを保管しておく場所は無いし、部屋にくつろぐためのスペースも必要と感じ始めるようになってきました。そこに新型コロナの出現。
もう限界かもな・・・。
気に入っていたはずの部屋が、急に色あせて見えてきたのです。
ーーーーー続くーーーーー