読書記録~漢方の暮らし365日

体の不調は、漢方内科で処方されたお薬のおかげで、すぐに変化を感じることができました。

こんなにも早く、改善の兆しが見られたことに驚いたのと同時に興味がわき、今やクリニックの長い待ち時間は、東洋医学や漢方関連本の読書タイムとなっています。

その中で、同じような本の中でも情報量が多く印象に残ったのが「漢方の暮らし365日」。

著者の深い知識や経験を基にした日々の生活の心がけ、季節ごとの過ごし方が、柔らかいテイストのイラストともに綴られています。1日1ページの日記のような構成になっているので頭から読む必要はなく、偶然開いたページをさっと一読するもよし、その週1週間分をまとめて読むもよし、いろいろな楽しみ方があると思います。

漢方は、漢方薬の事を指すのではなく、薬膳、鍼灸、ツボ、経絡などを含む「中医学」を元に、四季のある日本に合わせて編み出された独自の「養生法」なのだそう。自然と調和しながら毎日の生活習慣に留意して、病気を予防していくことこそが漢方の真髄なのだとか。

これからは人生100年。医学のあり方も「治療」から「予防」「再生」へとシフトしつつある現代において、漢方は自分でできる「予防医学」だと、この本に限らず、漢方に関する本には押しなべて書かれています。

今まで季節が感じられる場所に出かけたり、旬のものを積極的に取り入れる食事を心がけてはいたものの、しっくりきていなかったのは、上辺だけにとどまっているな、と心のどこかで感じていたからかもしれません。「漢方の暮らし方」こそ、私が求めていた季節や旬を感じる暮らし方なのかもしれないと、思うものがありました。

今、漢方の事をもっと知りたくもなり、勉強したい、と思い始めています。

勉強して、実践して、感じたことをシェアしていく。

この本のように、ちょっとした不調の改善や食事のヒントは、あのブログで!と思ってもらえるような、WEB版「漢方の暮らし365日」を目指せたらいいなと思っています。