青森・奥入瀬の旅
怒涛の日々を潜り抜け、年末も押し迫ったクリスマス前、恒例の冬の旅行に出かけました。
旅の一番の目的は、とにかくひたすらのんびりと、暖かい部屋にこもって読書三昧をすることでした。残業続きの、緊張が途切れない毎日で、心が空っぽなうえに無理やり体を走らせているものだから疲労はMAX。もう、何もしたくない、何も考えたくない。軽いウツの状態だったと思います。
行先は青森の奥入瀬。いつも使う駅のポスターで見た氷瀑を、この目で確かめてみたくなったのです。
・滞在時間をゆったりと楽しめること
・食事はできればビュッフェスタイルであること(メニューを決める必要がないこと)
・温泉があること
・オプショナルツアーで氷瀑が見られること
を条件に探して見つけたのが、「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」でした。
クリスマス直前で、まだコロナの影響があり訪問客も少ないこともあってか、通常よりも安い料金で泊まれそうでした。しかも八戸駅からの送迎バスも、氷瀑ツアーも無料ではありませんか。客室も、こもって読書するには十分な広さです。
これまで北国はほとんど行ったことがありません。縁がなかったと言えばそれまでですが、たぶん食事に抵抗があったのでしょう。北に行くほど塩味がきつくなるイメージがあり、どうしても候補から外してしまうのでした。もちろん青森も未知の世界。今年は雪も多く、一体どのくらい寒いのやら、検討もつきません。
しかし出発前のそんな不安は杞憂に終わり、良い意味で裏切られた旅となりました。